神話のブログ記事
神話(ムラゴンブログ全体)-
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進化プロセス極まれり アルガンの木はアフリカ大陸北西部に自生するアカテツ科の植物。 種子から採れる油がアルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)として利用されます。 ビタミンEの含有量がおおく抗酸化力にすぐれていることから、現代では化粧品原料として有名になりました。 アルガンの木はおおきなもので高さ... 続きをみる
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葦原中国(あしはらのなかつくに) 豊葦原千五百秋水穂国(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに) 略称 葦原中国(あしはらのなかつくに)。 日本書紀には葦の原がひろがる風景を彷彿とさせるこの国(この世界?)の、はじまりの名前が記されています。 葦(アシ、またはヨシ)はこの地上世界の素性を明潔に表す... 続きをみる
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山の喜び 精油として流通市場にのったマジョラムは、 学名 Origanum majorana オリガナム・マヨラナ、 シソ科ハナハッカ属に分類されるハーブのひとつです。 ハナハッカ属には有用で香り良いハーブが数種あるので、マジョラムは スイート・マジョラム、ノーテッド・マジョラムと呼び区別されてい... 続きをみる
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賢者の石をつくる水 西洋ハゴロモグサは別名レディスマントル、バラ科ハゴロモグサ属(学名 Alchemilla)のハーブです。 学名のアルケミラをそのまま呼称するのは園芸業界での通称で、Alchemillaはアラビア語の錬金術に由来した名称です。 ハゴロモグサがもつ不思議な魔力を表現したのだといいま... 続きをみる
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ヤロウの神託 ずいぶん昔になりますが精油のヤロウをはじめて購入したのは、その名を知らなかったのでどんな香りがするのかなという好奇心からでした。 注文してすぐにヤロウってどんな植物だろうと調べはじめると 「あれれ?ヤロウってハゴロモソウのことだったのか、あぁそっか、種子名がちがうのね、西洋ノコギリソ... 続きをみる
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七草なずな、ぺんぺん草 七草の「なずな」は、成長すると別名ぺんぺん草の名で呼ばれるようになります。 「ぺんぺん」は三味線の音色を擬音化したもので、しゃみせんぐさとか、ばちぐさ(撥草)と呼ばれることもあり、花の下に付いている果実(一見葉っぱに見える)の形が、三味線の撥バチに似ていることから名づけられ... 続きをみる
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地に足をつけない樹木 学生時代はやどりぎを鳥の巣と思って見ていました。 じっさい鳥たちにとっては 棲家に最適な形状なので 巣にすることが多いといいます。 緑の葉が生い茂っているときにはわかりませんが、 冬になり樹木の葉が落ちると、 まあるい鳥の巣みたいな葉が ぼんぼりのように枝にくっついているのを... 続きをみる
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歴代専門家のおすみつき ハーブで探すならレモンバーム 精油で探すときはメリッサ 和名はコウスイハッカ(香水薄荷)といい 南ヨーロッパ原産のシソ科ハーブです。 ギリシア語でメリッサ(Melissa)はミツバチのことで 生まれてすぐクレタ島に隠された神々の王ゼウスは メリッサの蜜で育てられたという神話... 続きをみる
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岩場のセロリ パセリといえば日本では 葉の縮れたモスカール種を想像します。 葉縮れパセリは品種改良によって生まれた種で カーリーパセリと呼ばれています。 とはいえ葉縮れパセリは、ほとんどの方が召し上がらず 最近ではお残しものの自虐ネタ象徴みたいに扱われはじめて 試行錯誤されている飲食店もちらほらお... 続きをみる
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皮膚(からだの境界線)を守る マリーゴールドは別名がたくさんあります。 花の色と形が、金の盃のようだから金盞花(きんせんか)。 学名の Calendula から、カレンデュラとも呼ばれます。 ラテン語の Calendae(カレンダー・月のはじめ)が名の由来で 「月のはじめにいつも咲いている花」と認... 続きをみる
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固めて落ちつかせる香り 没薬(もつやく)は、カンラン科の樹木で 世界に200種ほどあるコンミフォラ属の木から分泌する樹脂です。 スーダン、ソマリア、南アフリカ、紅海沿岸の乾燥した高地に自生しています。 古代エジプトで防腐処理のためにミイラ作りに使用されていたことから、ミルラと呼ばれるようになった説... 続きをみる
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妖精ダフネの化身 ギリシャ神話の12柱神アポロンは、文武に秀でた理性的イケメンキャラとして画一的なイメージが定着していますが、だまされたり嵌められたりと、わりかしヌケサク的な神話が多いです。 そのあたりはフォーカスされず、凄腕の理想的青年像といった側面ばかりがとりあげられて、太陽神ヘリオスと習合さ... 続きをみる
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風の神アネモイ アネモネの和名は 牡丹一華(ぼたんいちげ) 花一華(はないちげ) 紅花翁草(べにばなおきなぐさ) 英名をWind flower(ウィンドフラワー)といい、ヨーロッパから地中海沿岸を原産とする、キンポウゲ科の植物です。 学名 Anemone の語源は、ギリシャ語で「風」を意味します。... 続きをみる
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地をならす森の妖精 シルフィードはラテン語の sylva (シルヴァ・森)とギリシア語の nymphe (ニュムペー、ニンフ)をかけ合わせたことばで「森の妖精」という意味を持っています。 中医学のもとになった五行説でも、風の元素は木火土金水のうち、木の元素にあてはめられます。 植物はもともと風媒花... 続きをみる
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神聖であり庶民派 イエス・キリストが復活したのち、イエスの墓のまわりにバジルが生えたという伝説があります。 神聖なハーブ、神の意志が宿るハーブとして、ギリシャ正教会のなかには、いまでも聖水を調合するのに使い、祭壇をバジルで飾る教会もあるそうです。 ヒンドゥー教徒は死者の胸にバジルをおいて埋葬してい... 続きをみる
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香りを回らせる薬草 セリ科のフェンネル 学名: Foeniculum vulgare は、 ヨモギと同じで神聖な9つのハーブのひとつ、と推測されています。 日本ではウイキョウ(茴香)とよび、独特な甘みと樟脳をブレンドしたような香りで、魔術から化粧品、厨房から医薬まで、はばひろく活用されてきました。... 続きをみる
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よく燃える草 おやつを買うなら草餅か、よもぎ団子、わが家の定番ラインです。 おもち以外にも、よもぎ茶、新芽の天ぷら、おひたしにお吸い物、炒め物など、つかい勝手のよい食材にもなるハーブ。 もちろん食べるだけではありません、もぐさ、よもぎ蒸し、よもぎ風呂と、日本人にとって身近なハーブのひとつです。 よ... 続きをみる
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いまはむかし、四大精霊のおはなし 土・水・風・火の四大元素のなかには、ヒトの目に見えない超自然の生きものが棲んでいる、と長いあいだ考えられてきました。 四大元素をつかさどる4つの精霊・元素霊は、英語表記で elemental spirits(エレメンタル・スピリット)。 ウォッカやジン、ラム、テキ... 続きをみる
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星型にひらく白綿毛 エーデルワイスは和名をセイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)、ヨーロッパアルプス地方に自生する、高度2000-2900mの石灰岩地を好むキク科の高山植物です。 スイスの国花として広く知られているエーデルワイス、学名 Leontopodium alpinumは、野生種が激減して、19... 続きをみる
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火山の恵みは地球のDIY 地球上でもっとも活発な活火山といわれるキラウエア火山。 ホットスポットとして有名なハワイ島でいまも噴煙を上げ続けています。 火口から流れ出た溶岩は、海に流れて急激に冷やされ、地形を複雑なものへと変化させてゆきます。 起伏にとんだ海岸線や海底には多くの生命が生息し、豊かな生... 続きをみる
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南のハイビスカス、北のバラ 一般名称ハイビスカスと呼ばれる花は、出自・分類があいまいで、学術ラベリング枠におさまりきらないフシギ花のひとつです。 ・アフリカ原産 ・インド洋諸島原産 ・フィジー原産 ・ハワイ原産 ・中南米原産 などがあり、植物学上でアオイ科フヨウ属、アオイ科ヒビスクス属に分類される... 続きをみる
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儚く・美しく・散る 桜は観賞される花として日本人にとっては最もポピュラーな植物です。 花見といえば桜のことですし、年中行事として市販カレンダーにも記載されるほど。 江戸時代後期にソメイヨシノがつくられるまでは、お花見の対象は山桜だったそうです。 日本に自生する野生種の桜は10種類ほどあるそうで、地... 続きをみる
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古代ギリシャ、国力繁栄の礎となったオリーブの木 旧約聖書に出てくるノアの箱舟に、鳩がその枝をくわえてきた、モクセイ科常緑高木オリーブの木。 大洪水がおさまり、どこかに大地が現れた証として、希望を象徴するハーブとなりました。 果実にたっぷりとオイルが含まれているので、古代から油糧作物として活用されて... 続きをみる
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太陽神の象徴 一年生草本のキク科ヒマワリは、インカ帝国の太陽神象徴とされていたことで有名です。 学名 Helianthus annuus ヘリアサンス(ヘリアントス)はギリシャ神話の太陽神ヘリオスに由来し、ギリシャ語のhelios(太陽)とanthos(花)から名付けられました。 インカ帝国につい... 続きをみる
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梅は百花の先駆け まだ寒さがのこる厳しい季節、春の芽吹きを待つどの花よりも先だって咲く梅花。 1月から3月にかけて、日本各地で白、紅、薄紅の花を咲かせます。 その様子から、特にすぐれた人物は多くの人が世に出る先駆となることを示して、梅は百花の魁(さきがけ)という諺もあるほどです。 スタンダードな縁... 続きをみる
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キッチン・マスト・ハーブ 世界最古の薬草系リキュール、ベネディクティンは、現在お菓子作りにも汎用されていますが、もともとは1500年ころにフランスの修道院で生み出された長寿の秘酒でした。 源流には古代ローマの医師ヒポクラテスのレシピや、ケルト民族に伝承される自然薬研究などがあったそうで、数十種類の... 続きをみる
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たくさんある異名は愛されてきた証 古代エジプト時代、生命の家と呼ばれる神殿で、人々に治療を施していた神官たちは、カモミールを聖なる薬草として重んじ、神や太陽への捧げものとしていました。 5000年前のことを想像するには、今様の固定観念がどうしたってじゃまをしますが、神々と共存していた古代人が、香気... 続きをみる
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マッチングかマッチプレイか レモングラスを語るには、ただ今絶賛発売中、ローズマリーから生まれた天然由来成分100%の自然派化粧品、Shield72°(シールド72°)の開発秘話も避けては通れません。 合成香料は一切使用せず、オーガニック精油100%のスキンケアシリーズ。 さっぱりブラック化粧水、そ... 続きをみる