エキゾチックな大地の香り インド原産のシソ科ハーブで、土を思わせる温かみのある香り成分をもっています。 スマトラ、ジャワの標高900~1800メートルの地域に自生し 商業用作物として年2、3回刈り入れが行われます。 主にインドネシアが供給国で、中国、マレーシア、インドでも生産されています。 手摘み... 続きをみる
2022年9月のブログ記事
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日本三大薬草のひとつ どくだみの別名はたくさんありますが、蕺(しぶき)草、(生薬名では じゅうさい)が正式和名です。 江戸時代中期の百科事典「和漢三才図会」で、どくだめと記載されてから、どくだみが俗称になったそうですが、もちろん毒をもっているからではなく、毒を止めるという意味で命名されたようです。... 続きをみる
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生きている化石 スギナ・つくしはトクサ科トクサ属のシダ植物です。 スギナはトクサの仲間では一番ちいさな種で 3億年以上にわたって地球上で種属をつないできた、生きている化石です。 トクサ科植物は石炭紀(おおよそ3億5920万年前~2億9900万年前)から存在していたそうです。 砥草(トクサ)も最近で... 続きをみる
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打てば響く、言の葉鼓(つづみ) 「たんぽぽ」と声に出すと、気分があかるく、楽しくなります。 アナグラムで遊ぶのもまた楽しく ぽぽたん ぽんぽた ぽたんぽ たぽんぽ たぽぽん んたぽぽ んぽたぽ どの組み合わせも、こども心がくすぐられるようでこころが弾みます。 連続して口にすると、からだがリズムを刻... 続きをみる
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食べられる薬 朝ひらいて昼にはしぼむ、道ばたでよくみかけるつゆ草は東アジア原産の1年草。 万葉集には月草という名で登場します。 ほかにも青花/あおばな、帽子花/ぼうしばな、蛍草/ほたるぐさ、鴨跖草/おうせきそうなどの呼称をもっています。 澄んだ青い花の色は、アントシアニン系色素とマグネシウムが結び... 続きをみる
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水のトラブル サイプレスの香りは、和名イトスギ、または西洋ヒノキと呼ばれる針葉樹の葉と球果から採油されます。 ヒノキ科イトスギ属の高木で、クリスマスシーズンにはツリーやリーフの土台によく使用されます。 40~50メートルほどに大きく成長し、幹は腐りにくいことから建築材に利用されます。 イタリアでは... 続きをみる
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ジンの香り 地球上の樹木のなかでもっとも広い分布域をもつヒノキ科。 ジュニパーは和名セイヨウネズ、ヒノキ科ビャクシン属の針葉樹です。 英語でジュニパーベリー(Juniper berry)といって、小さな実に香り成分が入っています。 ジュニパーといえばジンの香り。 カクテルならマティーニです。 手作... 続きをみる
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レペゼン針葉樹「松」! 地球を代表する針葉樹、マツ科の樹々はその数200種以上。 大きな天幕を広げるように枝葉を伸ばすものから、クリスマスツリーのカタチ、日本庭園に鎮座する和風マツまで、北半球を中心にさまざまな植生で、バリエーションを広げました。 マツ科マツ属は ・アカマツ ・クロマツ ・ゴヨウマ... 続きをみる
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地球上で最も高い樹々たち フトモモ科のユーカリはオーストラリア原産の大木。 自生地では100メートル近くまで育つものもあり、100メートル越えをする木としてはアメリカのセコイア、ベイマツと順位を競い合っています。 (今現在ではセコイアが一番の高さだそうです) ユーカリは世界各地に移植され、 ・パル... 続きをみる
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妖精ダフネの化身 ギリシャ神話の12柱神アポロンは、文武に秀でた理性的イケメンキャラとして画一的なイメージが定着していますが、だまされたり嵌められたりと、わりかしヌケサク的な神話が多いです。 そのあたりはフォーカスされず、凄腕の理想的青年像といった側面ばかりがとりあげられて、太陽神ヘリオスと習合さ... 続きをみる
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風の神アネモイ アネモネの和名は 牡丹一華(ぼたんいちげ) 花一華(はないちげ) 紅花翁草(べにばなおきなぐさ) 英名をWind flower(ウィンドフラワー)といい、ヨーロッパから地中海沿岸を原産とする、キンポウゲ科の植物です。 学名 Anemone の語源は、ギリシャ語で「風」を意味します。... 続きをみる
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地をならす森の妖精 シルフィードはラテン語の sylva (シルヴァ・森)とギリシア語の nymphe (ニュムペー、ニンフ)をかけ合わせたことばで「森の妖精」という意味を持っています。 中医学のもとになった五行説でも、風の元素は木火土金水のうち、木の元素にあてはめられます。 植物はもともと風媒花... 続きをみる
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神聖であり庶民派 イエス・キリストが復活したのち、イエスの墓のまわりにバジルが生えたという伝説があります。 神聖なハーブ、神の意志が宿るハーブとして、ギリシャ正教会のなかには、いまでも聖水を調合するのに使い、祭壇をバジルで飾る教会もあるそうです。 ヒンドゥー教徒は死者の胸にバジルをおいて埋葬してい... 続きをみる
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香りを回らせる薬草 セリ科のフェンネル 学名: Foeniculum vulgare は、 ヨモギと同じで神聖な9つのハーブのひとつ、と推測されています。 日本ではウイキョウ(茴香)とよび、独特な甘みと樟脳をブレンドしたような香りで、魔術から化粧品、厨房から医薬まで、はばひろく活用されてきました。... 続きをみる
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よく燃える草 おやつを買うなら草餅か、よもぎ団子、わが家の定番ラインです。 おもち以外にも、よもぎ茶、新芽の天ぷら、おひたしにお吸い物、炒め物など、つかい勝手のよい食材にもなるハーブ。 もちろん食べるだけではありません、もぐさ、よもぎ蒸し、よもぎ風呂と、日本人にとって身近なハーブのひとつです。 よ... 続きをみる
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いまはむかし、四大精霊のおはなし 土・水・風・火の四大元素のなかには、ヒトの目に見えない超自然の生きものが棲んでいる、と長いあいだ考えられてきました。 四大元素をつかさどる4つの精霊・元素霊は、英語表記で elemental spirits(エレメンタル・スピリット)。 ウォッカやジン、ラム、テキ... 続きをみる
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「見る」「見られる」相互作用 過去記事で「見る」ことで生じる相互作用について書きました。 本日はハーブのことではありませんが、「見る」「見られる」相互作用について、もう少し深堀りしながら、四元素所感を綴ります。 といいますのも、今日から二十四節気七十二候では「白露の候」に入り、黄道十二宮をめぐる太... 続きをみる
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足底お借りします オオバコ(大葉子)は、学名 Plantago asiatica、 オオバコ科オオバコ属の多年草、どこにでも、よくみかける野草です。 みかける場所が道端やのっぱら、校庭のすみっこ、ワダチに沿って生えていたりして、踏みつけられ、汚れてる印象も強いので、オオバコと呼ばれるより「雑草」認... 続きをみる
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ヨブの涙 ハトムギ(鳩麦)は、学名 Coix lacryma-jobi var. ma-yuen イネ科ジュズダマ属の穀物です。 アジアでは主食とする地域もあり、成分の薏苡仁(ヨクイニン)は生薬として古くから活用されてきました。 日本ではお茶として、また化粧品配合成分として有名になりました。 学名... 続きをみる
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星型にひらく白綿毛 エーデルワイスは和名をセイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)、ヨーロッパアルプス地方に自生する、高度2000-2900mの石灰岩地を好むキク科の高山植物です。 スイスの国花として広く知られているエーデルワイス、学名 Leontopodium alpinumは、野生種が激減して、19... 続きをみる