梅は百花の先駆け まだ寒さがのこる厳しい季節、春の芽吹きを待つどの花よりも先だって咲く梅花。 1月から3月にかけて、日本各地で白、紅、薄紅の花を咲かせます。 その様子から、特にすぐれた人物は多くの人が世に出る先駆となることを示して、梅は百花の魁(さきがけ)という諺もあるほどです。 スタンダードな縁... 続きをみる
美容のブログ記事
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原始的植物 高さ20~30メートルほどに成長するホオノキは、葉っぱも大きく食品を包む用途で重宝されてきたことからホホム(包む)⇒ホウ、フウ、フウノキ、ホオノキなどと呼ばれています。 樹皮は生薬として古くから活用され、厚朴(コウボク)と呼ばれます。 日本の山野に自生し、巨木ゆえに群生することはほぼあ... 続きをみる
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キッチン・マスト・ハーブ 世界最古の薬草系リキュール、ベネディクティンは、現在お菓子作りにも汎用されていますが、もともとは1500年ころにフランスの修道院で生み出された長寿の秘酒でした。 源流には古代ローマの医師ヒポクラテスのレシピや、ケルト民族に伝承される自然薬研究などがあったそうで、数十種類の... 続きをみる
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「セージの刈り入れには、素足を清めて、白い上着を着用し、専用の銅か銀の道具を使うこと。収穫に先立って、神々に食事とワインをささげよう」 神聖なハーブ 古代ローマではセージの刈り入れを特別な儀式とともに行っていました。 神聖なハーブの刈り入れは、鉄製の道具を使わず、刈り取ったセージを鉄の道具といっし... 続きをみる
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ファースト・インプレッション アロマテラピーを学びはじめたころ、面白くて毎日のように取り組んでいたのは香りにあらためて「出会う」ことです。 いつの間にか近くにいて、そばにいるのがあたりまえになっている香りは、なかなかその香りの本領を、きちんと受け取ることができません。 感覚や身体、感情に、どれほど... 続きをみる
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陰陽の極にふりきるハーブたち Tea Treeを直訳するとお茶の木ですが、ハーブティにティトリーが見られないように、お茶の木として愛飲されてきた歴史はありません。 農場育ちのスコットランド人で、一介の水兵からイギリス海軍の航海長まで登り詰めた探検家、通称キャプテン・クックがオーストラリア大陸に上陸... 続きをみる
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おうちの常備薬 レモンの香り成分は皮にたくさん入っているので、精油をふだん使いしていない人でも、レモンの香りはいつでも楽しめます。 国産、無農薬、防腐剤・ワックス不使用のもので、すりおろし器で皮を刷り下ろし、塩に混ぜておくと使い勝手が良いです。 レモンピール塩は身体を洗うのにも、サラダにふりかけて... 続きをみる
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たくさんある異名は愛されてきた証 古代エジプト時代、生命の家と呼ばれる神殿で、人々に治療を施していた神官たちは、カモミールを聖なる薬草として重んじ、神や太陽への捧げものとしていました。 5000年前のことを想像するには、今様の固定観念がどうしたってじゃまをしますが、神々と共存していた古代人が、香気... 続きをみる
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マッチングかマッチプレイか レモングラスを語るには、ただ今絶賛発売中、ローズマリーから生まれた天然由来成分100%の自然派化粧品、Shield72°(シールド72°)の開発秘話も避けては通れません。 合成香料は一切使用せず、オーガニック精油100%のスキンケアシリーズ。 さっぱりブラック化粧水、そ... 続きをみる
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妖精ミンテ めったに地上世界に行くことのない冥界の王ハデス(プルート)が、めずらしく地上世界を訪れたときのこと、愛らしい妖精ミンテに恋をしてしまったのが、ミント誕生物語のはじまりです。 色恋沙汰大魔王のゼウス神にくらべて、浮いた話のひとつもないハデス神にとっては希少な恋バナのひとつ。 冥界の王ハデ... 続きをみる
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無垢と多産 蜜柑の象徴は無垢と多産。 かんきつ類はその土地に根差した様々な種類が存在します。 ダイダイ、アマダイダイ、イヨカン、温州ミカン、八朔、夏みかん、ゆず、カボス、すだち、ヒュウガ、ポンカン、ライム、レモン、グレープフルーツ、マンダリン、シークワーサー、文旦と、数え上げればきりがありませんが... 続きをみる
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匂い、天竺、葵 ゼラニウムの精油は、化粧品業界では正式名ニオイテンジクアオイ油といいます。 匂い、天竺、葵です。 アフリカ原産のハーブで、日本に持ち込まれたのは江戸後期から明治のころ。 葵に似ているのでアオイ、 遠い異国からやってきたのでテンジク、 良い匂いがするからニオイ、 ということでニオイテ... 続きをみる
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洗い清める lavoー洗う という語源からラベンダーと呼ばれ、古代ローマ・ギリシャでは沐浴剤・入浴剤として親しまれてきたラベンダー。 一面紫の花畑は、夏の風物詩として現代日本でもすっかり定着しました。 ローマ人は特にラベンダーの消毒作用を尊び、創傷を洗い清めるのに使用していたといいます。ローマの女... 続きをみる
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マリア様のバラ ローズマリーという名前、不思議です。 ローズに関係ないしローズの仲間じゃないのにどうしてローズという名前がついているんだろう。 学名のRosmarinusと聖母マリアに関係の深いハーブという逸話から、マリア様のバラ rase of maria と呼ばれるようになり、学名と音が似てい... 続きをみる