今日の星模様-山羊座11度「誇り」という名の檻の中で。キジの沈黙が、垂直の飛翔に変わる時

おはようございます。
冬の冷たい空気が研ぎ澄まされて、肌を刺すように感じる朝です。
きょうも山羊座のものがたりの奥の院へと、足を踏みいれていきましょう。
今日のシンボルは、山羊座11度「大きな集団に関わっている、キジの大きな群れ」です。
10度までのプロセスで、山羊座成分は「自分たちが何者であるか」という規律と絆を完成させました。
6度:アーチをくぐり(参入)
7度:預言を聞き(受容)
8度:籠のなかで歌い(順応)
9度:天使と調律し(昇華)
10度:未知と握手する(山羊座成分の最初の完成形)
今日の星模様-山羊座11度は、その完成された内界(プライベートな領地)で「おなじ志をもつ魂たちが、目にみえる勢力として集結する」段階を表しています。
キジは、とても「地」のエネルギーが強い鳥です。
うつくしい羽をもちながらも大地をしっかりと踏みしめて歩きます。山羊座が10日間という時間を経て、磨いてきた精神性を、ついに「現実の力」として組織化しはじめたことを象徴しています。
山羊座成分をよりわかりやすく表現するために、共同体を「秘密の村」と表現してみます。11度は秘密の村が、より洗練された「特別な学びの場(私有地)」へと進化する段階です。
そこはすぐれた知性や志をもつものが集う場所であり、同時に、つよい自律心がもとめられる「試練の場」でもあります。
これまでの「秘密の村」は、外敵から身を守るためのシェルター(6度〜7度)でしたが、11度になると、その内部で「情報の選別と、エリート教育」がはじまります。
エリス・フィーラーが見た、キジのシンボルとは
「キジ」は古来、洋の東西をとわずとくべつな存在でした。
サビアンシンボルを、宇宙のながれを透視して詠み、詩文にしたエリス・フィーラーは、その時代「キジ」という動物をどのようなシンボルとしてみていたのでしょうか。
1920年代の西洋では、キジはアジアからもちこまれた「外来の貴鳥」で、「貴族の遊興(狩猟)」と「富の象徴」に直結していました。
当時の西洋で「プライベート・エステート(私有地)」にキジが放たれている状態は、領主が多額の費用をかけて環境をととのえ、外敵(野犬や密猟者)から守り、最高級の穀物を与えて「管理・育成」している状態を指します。
エリス・フィーラーが感じとったのは、野生の生命力が「洗練されたシステム」のなかに閉じこめられ、そこで「純化」されていくプロセスだったのではないかな、と。
つまり山羊座11度は、6〜10度で作り上げた「魂の結晶」を、こんどは「社会的ブランド」や「選ばれたエリートの知性」へと昇華させる段階、と読むことができます。
キジは日本では国鳥で、『桃太郎』の物語では、知恵と勇気をもって鬼に立ちむかう「お供」として描かれます。
キジは鳥でありながら走ることを得意とし、 重力のある大地を地道に、力強く歩きます。その姿は山羊座の主成分ともいえる「現実を生き抜く力」そのもの、という印象を受けます。
けれどいざというときは、キジは重力に逆らって、垂直に鋭く飛び立つことができます。その瞬発力は、ふだんから自分を律し、エネルギーを内側に凝縮させているからこその離れ技です。
選ばれているがゆえの不自由さ
「私有地」という囲いのなかにいるキジたちは、外敵からは守られていますが、どこへでも自由に行けるわけではありません。
「自分を型にはめる」ことは、時に苦しく、個性を奪われるような感覚を伴います。そうした制限がなければ、雑多な迷いを削ぎ落とし、純度の高い「意志」は生まれない、というのもまた事実です。
いま、あなたが何らかの責任や役割、あるいは「こうあるべき」という型のなかで息苦しさを感じているなら、それは「特別な種」として育成されている証かもしれません。
その沈黙と忍耐の時間は、いつかくる「垂直の飛翔」のために、あなたの翼を鍛え上げている真っ最中、と考えることもできます。
☆今日の地球フィールドワークと恒星からのメッセージ
今日の星模様-山羊座11度と恒星ファシーズが放つ、冷徹な「集中力」
キジのもつ「静と動」のバランスを日常にとりいれてみよう
地球フィールドワーク
・「型」を味方につけよう
・「垂直の意識」をイメージしよう
・足元の感覚を研ぎすます
恒星からのメッセージ
☆天上の射手、ファシーズの冷徹なまでの「集中力」
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今日の星模様-山羊座11度「誇り」という名の檻のなかで。キジの沈黙が垂直の飛翔に変わるとき
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サビアンシンボルとは?
地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。
それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。
地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。
360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。
1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。
象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。
サビアンシンボルについてもっと知りたい!
つづきはこちらで>>>【星と神話のものがたり】はじまり