今日の星模様-山羊座10度|境界線を超えた「握手」、恐怖をこえる好奇心

おはようございます。
昨日は、自分のおかれた「不自由な甲羅(制限)」さえも天上の響きに変えてしまう、魂の調律についてみつめました。
規律を美しさに変えたこころには、しずかな自信が満ちてゆきます。
今日、太陽が到達するのは山羊座10度。
シンボルは「手から餌をもらうアホウドリ」です。
きのうまでの5日間で、「秘密の村」にはいり、おなじ十字架を背負う仲間と結束し、役割という弦を整えてきました。
そのものがたりの完結編として描かれる10度は、空の覇者と人間が、種族の壁をこえてふれあう、奇跡のような光景です。
恐怖を超えて「未知」にふれる勇気
アホウドリ(アルバトロス)は、一度も羽ばたかずに数千キロを飛びつづけることができる、自由と超越の象徴です。
そんな孤高の鳥が、わざわざ地上に降り、人間の手から餌をもらうのは、 射手座で育んだ「無限の理想」という翼を、山羊座の「現実的な社会システム」のなかに着地させるという、ふり幅の大きなクリエイティビティを意味しています。
アホウドリにとって、人間はほんらい、異質な生命体で、未知の恐怖そのものです。
それでも彼らが地上に降り、その手から餌を受けとることを選ぶのは、きっと「空腹を満たすため」だけではない、もっと深い動機があるのだろう、と考えます。
「自分とはちがう原理でうごく存在(社会やシステム)に対する、抗いがたい好奇心」
10という完成形の数字をもつ、山羊座10度がこれまで築いてきた、保守的な壁が完成された瞬間にあらわれるのは、意外にも、その壁の外側にいる「異質な他者」への興味です。
「人間の手(現実社会)」という未知の存在と関わることで、自分の翼だけでは到達できなかった、もっと面白い景色が見えるのではないか、と。
恐怖をはるかにこえた、抑えきれない衝動は、「拡大への意志」は消滅することなく、わたしたちの根幹に脈々と流れてつづけていることを示しています。
「依存」ではなく「対等なパートナーシップ」
この出会いは、アホウドリが人間に飼いならされるプロセスを詠んだものではありません。むしろおたがいに「得体の知れない相手」であることを認めつつ、そのちがいを尊重して歩み寄る、「魂の握手」です。
理想(鳥)と現実(人間)。
この二つが、恐怖という名の境界線を「信頼」という名の橋で繋ぐのは、自分とは違うものへの敬意と、ともになにかを創りあげようとする「静かな情熱」を土台にしている、と読むことができます。
自由に飛べる空の覇者と、限定された地に縛りつけられ、共同体を移動する自由さえ奪われた人間は、役割というさだめを、覚悟をもって受けいれた対極の存在として描かれているのだと思います。
手から餌をもらう空の覇者には「一人でなんでもできる」という野生のプライドではなく、社会が提供してくれるリソース(餌)を素直に受けとるサレンダー精神がみてとれます。
いっぽう人間の側には、自由へのつよい憧れがあっても、それをコンプレックスやひがみに変容しない、潔い自信があるからこそ、アホウドリを飼いならそうとしたり、屈服させる行為には出ないのだと思います。
むしろ、この重力のある地球で、より遠くへ、より確実に使命を果たすために、どのように協力できるのかと、互いのポジションを深く理解しようと歩み寄る姿勢が両者にはあります。
完成されたシステムは、外の世界を恐れない
わたしたちは、自分を守るための「壁」を大切に築いてきました。
けれど、山羊座10度の知恵は、最後にこうささやきます。
「完成されたシステムは、外の世界を恐れない」と。
未知のもの、自分とはちがうもの、そこにそっと手を伸ばすことは、あなたがこれまでに築いてきた「自分という土台」への、究極の自信の表れです。
あなたが今日、だれかと、あるいはなにか新しい挑戦と結ぶその「握手」は、あなたの魂をさらに遠い空へと運ぶ、あたらしい翼になります。
☆今日の地球フィールドワークと恒星からのメッセージ
今日の星模様-山羊座10度とベガ(Vega)の魔法。
「落ちる鷲」は着地し、銀河の中心から手がさしのべられる
▼ここからは72°ブログ限定コンテンツです▼
サビアンシンボルは宇宙の方角から降りてくる時間の質。
星からのメッセージを地球フィールドワークのように日常生活に落とし込むアイデアを紹介しています。また本日のサビアンシンボルの方角に位置するコンステレーション、恒星からのエネルギーを所感まじりに綴っています。
今日の星模様-山羊座10度|境界線をこえた「握手」、恐怖をこえる好奇心
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サビアンシンボルとは?
地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。
地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。
360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。
1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。
象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。
サビアンシンボルについてもっと知りたい!
つづきはこちらで>>>【星と神話のものがたり】はじまり