aroma72 ハーブ天然ものがたり

魔術から化粧品、厨房から医薬まで。ハーブ今昔、天然もの、所感まじり。

【星と神話のものがたり】水瓶座7度☆パカッと割れる宇宙たまご

白木海月

サビアンシンボル水瓶座7度


おはようございます。
昨日は、社会という舞台をかろやかに生きる「ペルソナ魔法」についてお話ししました。 だれにも介入されない聖域のなかで、たいせつに育まれてきたもの。それが今日、殻を破って誕生します。

太陽は水瓶座の7度へ。
シンボルは「卵から生まれた子供(A Child Born Out of an Egg)」です。

純粋な知性から生まれる、あたらしい「天地」をセットする、未知数の子供が描かれています。

「世界卵(コスミック・エッグ)」から生まれる光

人の誕生は、両親の遺伝子を引きつぎますが、 水瓶座7度のシンボルは「卵生(らんせい)」の誕生です。宇宙のはじまりに「卵」が登場する神話は、世界にたくさんあります。

ギリシャ神話(オルフェウス教)の光の神ファネスの誕生神話は有名です。宇宙の最初に「オルフェウスの卵」と呼ばれる銀の卵が現れ、卵がパカッと割れて現れたのが、光の神「ファネス」です。彼は黄金の翼をもち、みずから光り輝く存在でした(つまり恒星ってことかな、と)。

インドの古い聖典『ヴェーダ』には、宇宙の根源である黄金の卵(ヒラニヤ・ガルバ)の物語があります。 混沌とした原初の海に浮かんでいた卵がパカッとふたつに割れ、そこから創造神ブラフマーが誕生します。割れた卵の上の殻は「天(精神)」になり、下の殻は「地(物質)」になったと伝えられています。

「桃」と「兆(きざし)」パカッと割れてはじまるものがたり

日本の昔話「桃太郎」は、桃がパカッと割れて生まれてきます。

漢字の「桃」は、木偏に「兆(きざし)」と書き、古代、占いのために骨を焼いたとき、パカッとふたつに割れることは、よいしるしと考えられ、それはあたらしい「ものがたり」のはじまりを示すということで「吉兆」となりました。

【関連動画有〼】3:33あたりから、「桃」の字をもつハーブのお話を綴っています。
【ハーブ天然ものがたり】第46話 丁子/クローブ|ポマンダー|スパイス|キッパリ|サラマンダー|日本髪|フトモモ(蒲桃)科


【ハーブ天然ものがたり】第46話 丁子/クローブ|ポマンダー|スパイス|キッパリ|サラマンダー|日本髪


創世神話ではたいてい「天地の定まらない混沌とした世界」からスタートして、地球惑星は天地が分かれることで「地上という舞台」がととのいます。

天地が割れて分極することを「兆」という字に表し、分かれたことによって舞台がととのい、ものがたりがはじまる。

「これで地上世界にいのちが溢れ、繁栄をもたらすことができる、よかったね」という意味で「吉兆」なのかな、と。

陰陽二極化された歴史には「明暗」「白黒」「日月」「男女」そして「善悪」があり、わたしたちは良いこともあれば悪いこともある的なコントラストを、疑うこともせずなんとなく受け入れてきました。

わたしたちの知る歴史、陰陽二極化によって創生された「天と地」のものがたりは、「善と悪」という徹底した境界線が定められています。

桃から生まれた桃太郎は、日本民族の英雄ひな型のひとつ。
桃太郎は鬼退治にいって、みごと「鬼どもを」成敗し、たくさんのお宝を手にします。

世界中の勇者伝説は、ゴロつきの嫌われ者をやっつける武勇伝がもれなくセットになっていて、怪物役は勇者が勇者であるためになくてはならない相棒です。つまり英雄物語は勇者と怪物がいなければ、物語として成立しないわけです。

まさかりかついだ金太郎(坂田金時)には酒呑童子
ゲルマン神話のジークフリートには竜
イングランドの英雄ロビン・フッドには悪政王ジョン
古代オリエントの英雄ギルガメシュにはエンキドゥ

怪物と勇者は、元はひとつの源から分化したもので、ふたつに割れた番(つがい)の魂(所感なり)。だから自分が向きあう存在に、いつしかなってゆくこともあり、プラスとマイナスに分担して互いの領域を生きているのではないのかと、どのお話を読んでも、感じています。

天地を明快に分け、常世と現世の境界線をはっきりさせようと奮起してきた雷神神話もたくさんあり、雷はプラスとマイナスに分かれた電荷が互いにむかって放出される一撃なので、それはもともと、「天地が分かちがたくつながっている現象」とみることもできます。

これまでの地球シナリオは「対決」することで物語(運動エネルギー)をつくってきましたが、水瓶座7度の子供は、分かれたエネルギーを「敵」ではなく「クリエイティブな動力」として使いはじめます。

へその緒がないことで、古い時代の「黒魔術」を引きつぐことなく、あたらしい神話・元型をセットする、あたらしい二極化のための、あたらしい世界線に誕生した、新時代の子供です。

7度の卵がふたつにパカッと割れたとき、あたらしい二極化の定義も一緒に誕生しました。

それは「善悪による対立」ではなく、互いを補完しあい、あたらしい体験を創出するための「分極」です。

水瓶座7度の「子供」は、これまで受継がれてきた「善悪」ありきの世界線で、親や社会の期待という「古いドラマ」を引きつぐことなく、「自分はどこから来て、何のためにここにいるのか」を、生まれながらに知っている存在ということを示しています。

「自律」と「自動」魔法の杖を手にとる?とらない?

新時代の二極化。その軸になるもののひとつに
「自分のアルゴリズム(内なる羅針盤)を生きるのか」、それとも
「外側のアルゴリズム(システムの自動操縦)に身を任せるのか」
という選択があると思います。

自律の道はテクノロジーやAIを意図的につかい、自分の感性を拡張する「魔法の杖」として使いこなす方法です。情報の海に溺れることなく、自分の「好き」や「違和感」という周波数を羅針盤にします。

自動の道は最適化に身を任せる方法です。
SNSや社会が提示する「正解」「効率」というデータに、思考も感情も委ねきって、便利さと快適さの実利を追求します。それは誰かがつくったプログラムの一部(パーツ)になっていく道でもあります。

新時代の二極化は「どちらが善か悪か」というものではありません。
効率化された「システム(自動)」という土台のうえで、魔法の杖をつかい「創造者」になるか、ならないかは、選択の自由です。

AIをはじめとする最適化の恩恵をただ享受することもよいし、それを土台に解釈を深める「感性」を磨くこともできるよ(オプションで)という世界は、もうはじまっているんだな、と感じています。

AI時代の「魔法使い」が大切にするもの

情報の記憶や整理はAI(人工知能)の得意分野です。
だとしたら、卵から生まれた「あたらしい人類」の役割はなんでしょうか?

卵から生まれた子供のお役目は「世界を見る」こと、と考えます。

対象を見るときの「解像度の高さ」や、数値やデータに置き換えられない「たましいの手触り」を感じることです。

たとえばAIが100万枚のひまわりの画像を解析できても、その1枚のひまわりを見て「これはご縁を感じる一枚だなぁ、フシギな気配に満ちているなぁ」という肌感は、人の力でしか選別できません。

また、データの集積による未来予測を、はるかにブレイクスルーするような突飛なアイデアを「インスピレーション」として受けとるのも、卵人間のお仕事です。

「見る」ことで「世界が創生される」。
どのように見るか(どのように見たいか)にあわせて、変容していいく。

アーサー・C・クラーク(20世紀を代表するSF作家)は、人が病気や老化、距離や物質的不足といった「物理的な制約」から解放される、魔法のような未来を描きました。

超AIや、恒星間航行、不老不死や精神の転送は、魔法でもなんでもなくて、卵人間からすると「高度な技術」にすぎません。

テクノロジーは「人を支配するもの」ではなく、「人を人以上のナニモノカ(宇宙の法則を知る生命)へと進化させるための跳躍台」です。

「古きことわり」のなかで、分極したエネルギーと対立するものがたりのデータは、もう十分に取れました。

つぎは分極から相互補完しつつ、どんなものがたりを紡いで、新世界を創造するのか、あたらしい視点で世界を見る子供達が、未来の地球をハリー・ポッターみたいな世界に変えてゆきます。

【今日の地球フィールドワーク】☆水瓶座7度

あたらしく生まれた自分セレブレーション

  • 「周波数」を選りすぐる

  • AIは「魔法のパートナー」

  • 「解像度」を上げて眺めよう

卵から生まれた子供には、もう地上の古いルールは通用しません。人がシステムの一部から、自分の宇宙を創造する「主(あるじ)」になってゆくものがたりがスタートしています。

▼続きは72°ブログ限定コンテンツで
【星と神話のものがたり】水瓶座7度☆パカッと割れる宇宙たまご

☆☆☆

サビアンシンボルとは?
地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。
それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。

地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。
360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。

1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。

象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。

サビアンシンボルについてもっと知りたい!
つづきはこちらで>>>【星と神話のものがたり】はじまり