aroma72 ハーブ天然ものがたり

魔術から化粧品、厨房から医薬まで。ハーブ今昔、天然もの、所感まじり。

【ハーブ天然ものがたり 動画Ver.】げんのしょうこ

【ハーブ天然ものがたり】げんのしょうこ


ただいまクラファン・キャンプファイヤー参加中!
のこすところ4日となりました。


ここまでご支援いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。

募集終了日は2025年06月30日です。皆様のご協力がありここまでくることができました。皆さまの温かいお力添えに、心より感謝申し上げます。
さいごまで全力で駆け抜けてまいりますので、引き続きましてプロジェクトをご友人やSNSにてシェアいただけますと幸いです。

聖鳥の台座、神輿草


白木海月チャンネルに【ハーブ天然ものがたり】げんのしょうこ をアップしました。下記リンクよりチャンネルにてご覧くださるとうれしいです。


日本3大薬草のひとつ【げんのしょうこ】のものがたり。
フシギな響きの名まえから、なんとなく知ってはいるものの、なじみの薄い和ハーブとなってしまいました。
花がおわると鳥のくちばしみたいに結実することから、ゼラニウム属(風露草/フウロソウ)と名づけられ、結実した実は種子を飛ばした後、御神輿の屋根のようなカタチになることから神輿草/みこしぐさの異名ももっています。

羽のある生物の長として君臨する鳳凰、聖なる鳥の台座である御神輿は、神さまの御力を周囲にふりまき活気づける、お祭りのマストツールでもあります。

むかしの日本人(江戸のころあたりまで)は、脱魂しやすい体質だった説を聞いたとき、微塵の疑念もなくそうだろうなぁと思ってしまいました。
びっくりしたりおどろくだけでも、魂消た(たまげた)!となってしまうんですから、肉体と魂の結びつきは、現代人ほど堅牢ではなかったように感じています。

今とは世界の見えかたも、神さまや精霊、聖獣たちとの接し方も、「お祭り」に向き合う姿勢なんかも、ちがうものだったのだろうな、と。

タンニン多めの薬草は、ひきしめ・収れん作用によって、肉体からそうかんたんに魂が抜けてしまわぬように、エネルギー体もひきしめてからだに定着させる効果があったのかもしれないな、と妄想たくましくしています。

ハーブや植物は、聖なる神話や民間に口承されてきた寓話、不思議な歴史から現代に受け継がれる伝統、風習、信じがたい魔法の儀式や迷信まで、さまざまな物語をもっています。 人の身近にありながら、はかりしれない魅力をもっているハーブのお話を所感まじりに綴る【ハーブ天然ものがたり】、楽しく観てくださるとうれしいです。